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めざせ指人形マスター

キャラクターソフビ指人形をこよなく愛する一人の男が 「指人形マスター」と呼ばれることになる(といいな) までの顛末を記録した一代記である。

カテゴリー「読む・聴く・観る」の記事一覧

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ふぅ、なんとか

土曜日に開幕した中日VS日本ハムの日本シリーズですが、第一戦が1-3で日本ハムの勝利、第二戦が8-1で中日の勝利でした。

ほっと一息です。

日本シリーズ前には、名古屋のラジオ局などは4勝1敗で中日と予想しておりましたが、この1敗がダルビッシュ投手を想定したものならば、まだ予想通りといえるのでしょうね。

もちろん北海道では逆のことを言っていると思いますが。

似たような力を持つ2チームなので、もともと接戦になることは誰もが予想したことと思います。短期決戦に弱いという評判の中日がCSを5連勝で突破したことで、「いつもと違うぞ」と期待を持ってみておりましたが、日本シリーズ第一戦の打線をみて、また不安が頭をよぎりました。

第二戦でなんとか8点とってくれたので、第3戦にとても期待が持てます。火曜日の第3戦に中日が勝利してくれれば、生まれて初めて中日の日本一をみられるかもしれません。だけど第3戦で打てずに負けると…

本当に今年は最後までどきどきさせてくれますね。
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ぼぉやぁ よいこだ ねんねしなぁ

今日は仕事で愛知県江南市の「江南市民文化会館」に出かけておりました。

ちょっと時間が空いたのでロビーをぶらつき、何か面白そうなイベントでもないかと物色しているとこんなものをみつけました。

071023.jpg


「市原悦子 朗読とお話の世界」
  2007.11.3 18時30分開演 
   パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)かきつばたホール
   一般 2000円



です。

土曜日の夜は「まんが日本昔ばなし」→「クイズダービー」→「8時だヨ 全員集合!」という習慣が身についていた私にとって、市原悦子さんの朗読なんて

郷愁以外の何者でもない

わけです。

いきたいなぁ。でもこの日は町の文化祭でステージがあって、終了後もいろいろお手伝いしなければいけないので、行けないんですね・・・残念だなぁ。

同じ場所でこういうのもみつけました。

071023_2.jpg
長崎市にある
  「こどもの本の童話館グループ」
が発行しているフリーペーパーです。(ホームページはこちら

「絵本の秘密と魅力」
「テレビなど電子メディアと子ども」

という特集があります。とても真面目なそれでいてなじみやすく書かれた内容でした。


ここは、自ら絵本を発行すると同時に
「子どもを豊かに育てる力」のある絵本を「専門的な立場」で選んで配本するという事業をされているようです。

確かに絵本は面白いですよね。大好きな昔ばなしはもちろん、意外な展開につい笑ってしまったり、文章に秘められた深い思いに「はっ」となったり。
NHK教育のてれび絵本もいいですね。
(例えばこんなの)



値段が高いのが玉に瑕ですが、でもそれだからこそ、きちんとした考えを持っている専門家に選んでもらうことも必要なのかもしれません。

我が家ではちょうどこのような絵本を読む(あるいは読んで聞かせてあげる)時期を過ぎてしまいましたが、今度は孫たちにこんな絵本を読んで聞かせたいものですね。(多分20年後かなぁ…)



スーパーマリオ

先日、なにげなくテレビを見ていたら「スーパーマリオギャラクシー」の宣伝をしていました。
発売日が11月1日なんですね。

思えばWii登場時から発売予告がありましたから、長いことまたされました。
その間、DSでは「Newスーパーマリオブラザーズ」、Wiiでは「スーパーペーパーマリオ」を購入しました。

どちらも面白かったのですが、今回は「スーパーマリオ64」、「スーパーマリオサンシャイン」に次ぐ3Dマリオです。
特にスーパーマリオ64は、すごい傑作ゲームだと思いますので、是非それを超えていただきたいものですね。

さて、このCMを見ていて我が家の高校1年生長男と交わした会話ですが・・・

長男:「今回は誰が買う?」
私:「金もヤマダのポイントもない」
長男:「じゃあ、今回はこっちで買っとくわ。お金渡すから買ってきて」
私:「・・・ありがとう・・・」


立場逆ですねぇ。

でもどこで買いましょうか。ヤマダについてはゲームでついてくるポイントが異常に低くなっているし。

調べてみたらamazonが安いですね。他のショップに比べて送料が無料というのが大きいですね。ガソリンも高いから、可能な限り通販で済ませましょうか。

ガリレオとポアンカレ

ガリレオ第2話を見ました。
期待以上の出来栄えでした。面白かった。
今回は幽体離脱をすると主張する少年が登場しますが、その幽体離脱をして見た内容が容疑者として逮捕されている男のアリバイを証明することになる、ということをきっかけにガリレオ先生が事件に首を突っ込み(というより、現象に興味を持って)いきます。

詳しくは未読・未見の方用に避けますが、2話目にしてすでに登場人物が成熟している感じがよいですね。パターンがしっかりと出来上がっているというか。

ストーリーのテンポも最高です。不可思議現象の解明という的が明確に絞り込まれている中で、登場人物たちの思惑もしっかりと(くどくないように)描きこまれています。
近年まれに見る傑作だと思います。

役者さんたちも本当にすばらしい。演技をしっかりとしなければならない役の人たちには、名優を。そうではない役の人たちには、少しおちゃらけた感じの方々をという配役も絶妙です。

ガリレオを見ていて思ったのですが、「うまい役者さん」は、顔や目の表情で心の声が「台詞として」聞こえてくるんですね。口には出していないのに、その人が言いたいこと(言うべきこと)が本当に聞こえてきます。

第一話の犯人役だった唐沢寿明さんとか、今回の幽体離脱少年(子役の中でも抜群にうまいという評判の子ですが)とか。

下手な役者さんは顔の表情で「感情まで」(びっくり、とか、かなしい、とかうれしいとか)までしか聞こえないんですよね。そういう意味でも見る価値はあります。

第三話と「やっぱり」という感じで発表された劇場版ガリレオ「容疑者Xの献身」が楽しみです。

さて、ガリレオをみた流れでNHKスペシャル「100年の難問はなぜ解けたのか ~天才数学者 失踪の謎~」を見ました。
ポワンカレという学者が提唱した「ポワンカレ予想」は、その証明をめぐって100年にもわたって様々な数学者を悩ませてきた。証明に没頭するあまり日常生活を忘れ、いろいろなものを失い、あるものは命さえも失っていった。そのような中、ロシアの天才「グリゴリ・ペレリマン」という数学者が、実に簡潔に証明を成し遂げてしまう。それは、今までの数学者にとっても理解できないようなまったく新しい方法であった。当然、彼は数学者にとって最高の栄誉である「フィールズ賞」の受賞が決まったが彼は受賞を辞退したどころか忽然と人前から姿を消してしまった… 

などと書くと、ガリレオを見た後だっただけに、ミステリーチックに「KGBの暗躍か」などと思ってしまいがちですが、実際には「ポワンカレ予想」の証明に精も根も尽き果てたという感じだったようです。
番組ラストには、彼の近況も友人から伝えられていましたし・・・

番組は(難しいながらも)CGを多用した面白い出来栄えでした。なんだか数学の世界って、バトルだなぁと思った次第です(なんと素人な発言だろう・・・)

ローマ人の物語 終わりの始まり(文庫版)

塩野七生著「ローマ人の物語 終わりの始まり」上・中・下を読み終わりました。
いよいよ、ローマ帝国の崩壊に向けた話が始まります。

今回の舞台は紀元160年ごろから紀元210年ごろまでの50年間。著者の考えだと、この期間の出来事がローマ帝国崩壊の一因となっているようです。

『哲人皇帝と呼ばれ、後代になっても評判の良いマルクス・アウレリウスが内乱を防ぐために、少々頼りないことを知りつつも、次期皇帝に指名した実子コモドゥスは、家族の反抗などをきっかけに疑心暗鬼にとらわれはじめ、暴走をはじめる。
この愚かなる皇帝が後継者を指名することなく身近なものに暗殺されると、各地にいる将軍たちが「われこそが次期皇帝」と名乗りをあげる。内乱の始まりである。
内乱の結果、だれが皇帝になったとしても、やはり国は疲弊し、軍事的色彩の強い帝国に変貌していくのは明らかであった。』


と文庫本3冊分を乱暴に要約すると、こんな感じになるのだけど、それにしてもローマ人の物語は本当に面白い。

タイトルに物語とあるだけあって、歴史の流れを今もローマに暮らす著者が、目の前で話しかけているような感じさえうける。
特にすばらしいと思うのは、ローマ史の資料(当時の資料、碑文、後世の歴史家が記した資料などなど)をきちんと踏まえたうえで、起こった出来事だけを羅列するのではなく、どうしてそのような状況に至ったのか、そしてその結果がどうなっていくのかということを、著者の考え(推理)を交えながら描いてくれているということです。

考えた結果、後世の歴史家の考えと違う場合もあるようだが、そこも決して隠すことなく丁寧に理由を説明してくれている。つまり非常にバランス感覚に優れた物語だと思います。

前から考えていたのですが、歴史というのは例えば『1600年に関が原の戦い』ということをただ覚えるのではなく、どうして東西両軍が戦わなければならなかったのか、東軍が勝利し徳川幕府が開かれたが、関が原の戦いは幕府運営に影響を及ぼさなかったのか、ということを考えるところに面白さがあるような気がします。

それを国営放送の大河ドラマに影響をうけて、一過性のイベントのように「○○生誕の地」などと幟を立てたり、みやげ物を作ったり、祭りのダシにしたりするものですから、歴史というものが軽んじられていくのではないでしょうか。

歴史というものは、懐かしむものではなく、先人の成功例や失敗例が詰まったテキストだと思います。そしてローマ人の物語の中には、現代のわれわれが参考にしなければならないことがらがたくさん詰まっているように思います。



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