めざせ指人形マスター
キャラクターソフビ指人形をこよなく愛する一人の男が 「指人形マスター」と呼ばれることになる(といいな) までの顛末を記録した一代記である。
逆境戦隊×(バツ)
ハヤカワ文庫『逆境戦隊×(バツ)』 坂本康宏 著
大人のための戦隊ヒーロー小説です。
とある食品会社が未来の食べ物として開発したクラゲ。しかしそれは人間の意識を操りつつ寄生して自らを増やそうとする危険なものだった。
このクラゲに寄生されたものはほとんどが怪物となり、一部のものは「ヒーロー」になる。
しかし、このヒーローになるのは、誰にもいえないほどのコンプレックスを抱えたものだけだった。
外に迫る怪物と内に潜むコンプレックスとの戦いが始まる・・・
戦隊ヒーローものというだけあって、赤・青・黄色・ピンク・緑・黒が敵味方入り乱れて登場します。
全2冊ですが、シリーズ化してもう少し読みたかったような、面白い小説でした。
第2巻はこんな表紙です。
第2巻の解説は、あの梶尾真治です。彼が解説の末尾で
「ああ、おもしろい小説だよ。そうだなぁ、変格の企業小説というか・・・」
と語っていますが、まったくその通りだと思います。
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