めざせ指人形マスター
キャラクターソフビ指人形をこよなく愛する一人の男が 「指人形マスター」と呼ばれることになる(といいな) までの顛末を記録した一代記である。
ウルトラセブンX
ULTRA SEVEN Xの放映が開始されています。
全国ネットでは無いようで、見られない方々もいらっしゃるようですが、ウルトラシリーズ初の深夜帯放送ということで、今までにない雰囲気が満載です。
ただ、放映前に聞いていた「ハードSF」というよりは「世にも奇妙な物語 宇宙人編」という感じがします。
また映像の作り方は近未来を舞台にした香港のアクションSFという感じもします。
こちら(愛知県)では第五話まで放映されました。
侵略を狙うエイリアンの活動を、謎の組織「ゼウス」に所属するエージェントとセブンが阻止する、ということがストーリーの基本ですが、エイリアンの製作する謎の兵器が地球人発注によるものだったり、地球がどうなろうと金がもらえるなら関係がない、とエイリアンの活動に協力する地球の若者が登場したりと、「エイリアン=悪、地球人=守るべきもの」という図式が成立してはいません。また、エージェントというのは従来の「ウルトラ警備隊」に該当しますが、身分を明かしながら活動するわけではなくどちらかというと暗躍するスパイという印象を与えます。
彼らが活動している世界も奇妙な世界で、空中に浮かぶホログラム映像が放つ台詞からも、国家によって社会全体が管理されているような印象をうけます。
また、セブンが登場して巨大なエイリアンを退治しても、街行く人々はちょっと空を見上げる程度。ビルが破壊されているのに逃げ惑う人もなく、戦いをまるでテレビ越しに見ているような、そんな無関心さを漂わせています。(子どもたちはセブンごっこで遊んでいるようですが)
善悪がはっきりしない中でエージェントはエイリアンを排除することに武器や知恵をつかって全力を注ぎます。このままエージェントの活躍でエイリアンが倒されたり、地球から退散すれば新しいSFドラマなのですが、最後には地球人に擬態したエイリアンが必ず正体を現し、時には巨大化します。そしてセブンが登場して必殺技でエイリアンを倒すので、なんか力技でストーリーを締めくくっているような感じもしますね。
セブンに変身するエージェント・ジンは謎の美女から「あなたは世界の救世主」と言われますが、最後の敵は「この世界を管理する国家的組織」ということになるのでしょうか。世界に生じたひずみを修正するもの、のような。
安易な「サイバー空間オチ」だけはやめてほしいですものですが・・・。
バトルシーンは、従来と違い夜の風景が多いです。また、都市(幾分抽象的な風景ではありますが)の夜景の中にセブンと巨大化したエイリアンとが合成されている画面は、かなりの美しさです。
セブンのきめ技はアイ・スラッガーが多いです。ただ、何に配慮しているのかわかりませんが、アイ・スラッガーはエイリアンを切り裂くのではなく、エイリアンにぶつかり跳ね返ります。おや、効き目なしか、と思っているとエイリアンはその勢いで倒れ、霧散してしまいます。物足りないです。ずばずばと切り裂いてほしかった・・・
それにしても、このULTRA SEVEN Xは確かに子供受けはしないかもしれません。しかし今のところで全体を眺めてみる限りでは、基本フォーマットを完全に抑えきった、従来とあまり差のないウルトラシリーズです。これなら深夜にやるほどではありませんね。
むしろ従来のウルトラシリーズの概念をすべてぶち壊した「ウルトラマンネクサス」の方がよほど深夜向けでした。
全国ネットでは無いようで、見られない方々もいらっしゃるようですが、ウルトラシリーズ初の深夜帯放送ということで、今までにない雰囲気が満載です。
ただ、放映前に聞いていた「ハードSF」というよりは「世にも奇妙な物語 宇宙人編」という感じがします。
また映像の作り方は近未来を舞台にした香港のアクションSFという感じもします。
こちら(愛知県)では第五話まで放映されました。
侵略を狙うエイリアンの活動を、謎の組織「ゼウス」に所属するエージェントとセブンが阻止する、ということがストーリーの基本ですが、エイリアンの製作する謎の兵器が地球人発注によるものだったり、地球がどうなろうと金がもらえるなら関係がない、とエイリアンの活動に協力する地球の若者が登場したりと、「エイリアン=悪、地球人=守るべきもの」という図式が成立してはいません。また、エージェントというのは従来の「ウルトラ警備隊」に該当しますが、身分を明かしながら活動するわけではなくどちらかというと暗躍するスパイという印象を与えます。
彼らが活動している世界も奇妙な世界で、空中に浮かぶホログラム映像が放つ台詞からも、国家によって社会全体が管理されているような印象をうけます。
また、セブンが登場して巨大なエイリアンを退治しても、街行く人々はちょっと空を見上げる程度。ビルが破壊されているのに逃げ惑う人もなく、戦いをまるでテレビ越しに見ているような、そんな無関心さを漂わせています。(子どもたちはセブンごっこで遊んでいるようですが)
善悪がはっきりしない中でエージェントはエイリアンを排除することに武器や知恵をつかって全力を注ぎます。このままエージェントの活躍でエイリアンが倒されたり、地球から退散すれば新しいSFドラマなのですが、最後には地球人に擬態したエイリアンが必ず正体を現し、時には巨大化します。そしてセブンが登場して必殺技でエイリアンを倒すので、なんか力技でストーリーを締めくくっているような感じもしますね。
セブンに変身するエージェント・ジンは謎の美女から「あなたは世界の救世主」と言われますが、最後の敵は「この世界を管理する国家的組織」ということになるのでしょうか。世界に生じたひずみを修正するもの、のような。
安易な「サイバー空間オチ」だけはやめてほしいですものですが・・・。
バトルシーンは、従来と違い夜の風景が多いです。また、都市(幾分抽象的な風景ではありますが)の夜景の中にセブンと巨大化したエイリアンとが合成されている画面は、かなりの美しさです。
セブンのきめ技はアイ・スラッガーが多いです。ただ、何に配慮しているのかわかりませんが、アイ・スラッガーはエイリアンを切り裂くのではなく、エイリアンにぶつかり跳ね返ります。おや、効き目なしか、と思っているとエイリアンはその勢いで倒れ、霧散してしまいます。物足りないです。ずばずばと切り裂いてほしかった・・・
それにしても、このULTRA SEVEN Xは確かに子供受けはしないかもしれません。しかし今のところで全体を眺めてみる限りでは、基本フォーマットを完全に抑えきった、従来とあまり差のないウルトラシリーズです。これなら深夜にやるほどではありませんね。
むしろ従来のウルトラシリーズの概念をすべてぶち壊した「ウルトラマンネクサス」の方がよほど深夜向けでした。
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